ABOUT

ばあちゃん本舗オンラインショップ
ばあちゃん本舗オンラインショップ

ばあちゃん本舗の思い  霧島連山を望む、宮崎・都城の地で受け継がれてきた伝承の味。  先人の知恵と地の素材を活かしよいものを目指す、こだわりの心。  美味しさの中に優しさを。優しさの中に感動を。  『温故知新』の味をお楽しみください。 取扱商品  鶏炭火焼、ずりみそ、ブーブータン、観音池ポーク、  宮崎県産・国産鶏の加工品セット、焼くだけミート、都城産鶏の炭火焼、  みやざきチキン南蛮カレー、霜降りタンのコリコリスモーク、  中華惣菜(肉まん、ちまきなど)、他宮崎県の特産品。 ばあちゃん本舗の始まりは『ずりみそ』への想い  ■幼い日の思い出    小園の祖母・キサコは宮崎県の国富町で生まれた。    明治生まれの人らしく、暮らしは質素、食べ物の多くを自給し、梅干や味噌も自分で作っていた。    夏休みに小園がキサコ宅を訪れると、必ず口にする料理があった。野菜のみそ漬け、いわゆる「漬け物」だ。大きな木樽の    味噌床には、キュウリやニンジン、ゴボウなどが漬け込まれていた。顔を近づけると、味噌の甘い香りとともに、柑橘の    さわやかな香りがした。風味づけに柚子や生姜を一緒に漬け込んでいたのだ。味噌が特別好きなわけではなかったが、    祖母のつくる味噌漬けは大好きだった。    その後、父親の経営する会社を手伝うようになり、料理の世界とは離れることに。料理の仕事は自分なりにやり切った    感がある。経営者の道を歩むことにも迷いはなかった。ただある食べ物への思いが消えることなく、心の奥に残っていた。    それは幼少の頃、亡き祖母が作ってくれた、なつかしい「味噌漬け」を再現する、そして自分以外の誰かに伝える    ことであった。    ■手間をかければうまくなる    「なつかしいなぁ、“ずり”やね。昔はよう食べたもんじゃ。アワビみたいな味がすっとよねぇ」    祭りの模擬店にて、試食用にこしらえた「鶏砂肝の味噌漬け」を立ち寄った年配の男性に食べてもらい、返ってきた言葉に    小園秀和(現・ばあちゃん本舗代表)は手ごたえを感じていた。    食に興味があった小園は20代のとき、調理師としてホテルの洋食部門で働いていた。そんなある日、祖母が見慣れぬ食べ物を    味噌床から取り出し、まな板に切って並べた。    「ばあちゃん、これ何?」「“ずり”だよ。食べてごらん」    爪一片くらいの大きさに切られた、茶褐色の見慣れぬ物体。内臓の一部「砂ずり」(砂肝)という。口に運ぶと、プリプリと    弾力があった。同時に味噌の風味がふわっと口に広がった。    見た目は美味しそうとはいえない“ずり”がこれほどよい味がすることに小園は感動を覚えた。「鶏一羽どこも捨てるところは    ないの。身も骨も中もぜんぶ食べられるとよ。手間をかければ余計にうまくなると」    『ずりみそ』がばあちゃん本舗の始まりの商品です。